チコちゃんに叱られるというNHKの番組が好きで
たまに見ますが、先週、犬のDNAの事を開設していたので
興味深く見ていました。
結論から言うと、犬のDNAは緩くて突然変異や環境適応に合わせて
変化することが比較的多いと言ってました。
馬や豚とか牛などはDNAが硬くて変化をしないので
その血統を追求するとかなりの確率で遺伝的な
要素を受け継げるということになるそうです。
だからか!と合点合点ボタンを押したくなるような話でした。
例えば、5頭生まれてくるとすると、ある父親の精子からは
一定の粒そろいの子が生まれるが、違う父親だと
凄くばらけるという経験があります。
逆もまた真なりで母親が変わると100%変わってきます。
その時に、欠点と長所を理解しておかないと
どこの部分が遺伝要素が強いか?弱いか?がわからなくなってきます。
だから、ブリーダーには、犬の選球眼がとても大切になってくると思います。
良いものかどうかわからないのに交配に使っちゃダメですよ。
そこのあなた!(笑)
血統はだからあてにはなりません。
良い血統だからグランドチャンピオンの子供だからといってもいい子が
出てくるかどうかわかりませんし、実物を見ずに血統書だけで
判断したり、同じ兄弟だから良いはずとかいう甘い考えで交配しちゃ
いけないということになると思います。
今まで68頭の(今の5頭を入れて)子犬を見て(すべては見てないですが)
環境的要素を排除して、単純に遺伝だと思われる要素を見ると
かなりばらついています。
ラインブリードが好きではないのであまり使いたくないので
やむを得ないとは思いますが、どこかは似てるけどタイプが違ったり
サイズが似通ったりという共通点はありますが
いえることはただ一つ。
欠点は遺伝する確率が高いということです。
自分の持っている子を繁殖しようとする場合、できる限りの選択肢の中で
スタンダードに近い子を(タイプが近い)繁殖に使うようにしています。
欠点を補正したいと思って極端なタイプを使うとどんどん犬が悪くなっていきます。
つまり、お互いの欠点が出やすいということになります。
子犬の成長の仕方を時系列でよく観察し、科学的な根拠をもって
繁殖をしていかないといけないなと再認識しました。
私は、あの子の兄弟だから。チャンピオンだからという観点で
交配は使っていませんが、この世界ではよく聞く話ではあります。
中には稀ですが、両親の良いところ取りという子も出ますが
そういう子は本当にラッキーだと思います。
今は、時代的に素晴らしい子が勝ってるとは言えませんが
それでも、出してみて見ていただくことも大切ですし
リングの中ではどう見えるか?も含めて勉強させてもらっています。
それにしてもおおー!この子を使ってみたいという欲求を覚える子は
日本にはいないかな〜?

こんな子犬時代に将来を見極めるのは至難の業です

もっと勉強しないと・・・。
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posted by GEMINI MOON BICHON FRISE at 09:35|
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