2022年12月10日

最近のビションは・・・

最近のネットでのビションの子犬販売の様子が
とても異常です。
急に知らないブリーダーがビションブリーダーと銘打って出てきて
写真を見るとフレンチブルドッグとかトイプードルとかで
ビションなんて一つも出てなくて・・・
子犬を見たら、ウェスティのような耳になっていたり
これってビション?と思えるような子が売っていたり・・・

オスメス買ってきて、子犬ができたらブリーダーってことなんでしょうね。
(「ビションは儲かる」がセリでの合言葉だと聞きました。)

正しいビションを勉強してから買いましょう!!

とは別にショーの世界の話ですが、ショーの世界もその犬質は
著しく落ちています。というか上がってないというか。

少しだけ大阪インターのスクリーンショットで解説します。
写真は動画のキャプチャーなのでボケボケですが・・・
チャンピオンクラスがほとんどです。

スクリーンショット 2022-12-10 094200.png
スクリーンショット 2022-12-10 094401.png
スクリーンショット 2022-12-10 094500.png
スクリーンショット 2022-12-10 094544.png
スクリーンショット 2022-12-10 094759.png
スクリーンショット 2022-12-10 094652.png

一頭づつ解説するとわかるのですが、それぞれオーナーさんがいるので
軋轢を生むのも嫌なので割愛させてもらって。

ビションのスタンダードの外貌が最初に書いてありますが
小さな愛らしい犬で…の後に、
頭は誇らしく掲げてとあります。
上の写真をご覧ください。
第一番目に該当しない子が何頭かいます。
次に尻尾は優雅に背中に背負い・・・とあります。
みんな優雅に背中に背負っていますか?

チャンピオンクラスでさえ、この最初の外貌のところでビションらしさが
無くなっているのです。ショードッグですよね?
まだほかに歩様(歩く様)の要素としていろいろありますが
ビションってこうだよね!というのが最初にずれていたら・・・
世に正しいビションが広がらないですよね。

その他として、前足と後ろ足が同じ歩幅であって
後ろ足はしっかり踏み込んで真後ろに蹴る(伸びあがるのではなくて)
スクリーンショット 2022-12-10 094500.png
(赤い→方向はNGで青い方向へ伸びていくのが正しい)
前足も同様で前に伸びる足の使い方ができる子が良いですが
現在日本で前足が綺麗に伸びていくビションはあまり見かけません。
海外から輸入された子でもここはすごく難しくて
それができる子は宝ですね。ぜひ後世に残していかないとと思います。

ちょっと見ただけでもこれだけ改善点が見つかるという事は
他の要素も含めると(色素、コート、頭部の形、テールの形状等)
本当にブリーディングは難しいですね〜。
本当に良いビションブリーダーさんが出てきてくれることを祈っています。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ビションフリーゼ専門犬舎 ビションフリーゼ子犬販売 
ハイクオリティのビションを日本に広げていきたいと願い
ブリーディングしています。
犬舎見学はお気軽にメールにて、ご連絡ください。

また、ビションについてのご質問、
お尋ねがございましたら(ブリーディング、
トリミング、管理、ショーについてなど)も
ご遠慮なくメールください

#bichonfrise #ビションフリーゼ ♯ビションフリーゼブリーディング
 #ビションフリーゼ子犬
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
posted by GEMINI MOON BICHON FRISE at 19:00| Comment(0) | ビションフリーゼ

ハンドラーの仕事

ドッグショーの世界にはプロのハンドラーさんという職業があります。
その人ごとにやり方や管理の仕方は違うと思うのですが
プロなのでお金を払ってやってもらっています。

私はお願いするのであれば信頼できる方が良いと
思いますし、お願いした以上、こちらからこうしてくれという要望は
出したことはありません。

犬を見ればハンドラーがどのような日頃の接し方をしているかがよくわかります。
自分でハンドリングをしていた時期もありましたので、特にわかります。
ドッグショーを見ていても、「あ、このハンドラーは犬の面倒見てないな」とか
わかってしまいます。
中島さんの前にお願いしたハンドラーさんは口は上手でしたが
見ていて、この人は何もしてないとすぐにわかりました。

スクリーンショットなのでぼやけていますが
犬とハンドラーの距離感を見るとよくわかります。
スクリーンショット 2022-12-10 094028.png
スクリーンショット 2022-12-10 093743.png
私はこのシーンを見て、犬が喜んでショーに出ていなくてハンドラーの
様子を伺いながらビクビクしてラウンドしているような気がしました。

本来なら、ビションは、もっと距離が近いはずなんです。
しかも喜んでハンドラーと走りますし
何をすべきかがわかっているのでちょっと前に出て
ハンドラーを見ずに走ります。

私が中島さんにお願いする理由
@犬がショーリングの中で楽しそうにしている
A彼女の犬の管理能力が高い事
(マルチーズが専門ですので本当に綺麗に管理されます)
Bリングの中ではリードを引っ張り上げたり強く当てたりせずに
綺麗に動かせてくれること
Cこれはブリーダーとしてありがたい事なんですが
その子の欠点や修正点を私に正直に訴えてくれること
(これはブリーダーとしてありがたいです)
⓹私のブリーダーとしての意見と向き合って素直に話してくれたり
相談に乗ってくれること(この時間がとても楽しい(笑))

という事でお願いしています。

ハンドラーさんは、日ごろから犬の状態を把握し、それぞれの性格や癖を踏まえて
ショー当日までにどのようにコンディションを整え
当日はベストなパフォーマンスをするかを真剣に考えてくれる存在です。

時には私も含めオーナーに厳しく意見をされますが
彼女は犬の事を一番に考えてくれるからです。

犬も人間も信頼関係が一番です。



posted by GEMINI MOON BICHON FRISE at 10:18| Comment(0) | DOGSHOW