2021年04月20日

ジュリー その死因

ジュリーが急逝してもう四日過ぎました。
火葬が済むと少し心が落ち着きます。

ひょっとしてこれからの皆さんの参考になるかと思い
自戒の念を込めて辛いですが書き記します。

昨年、2020年3月にイギリスへパーカーを
迎えに行った後、いつもジュリーを専属で(笑)
預かってくれるお友達からお迎えの時に
「血尿が結構出ていて心配です」という話を教えていただきました。

当初は軽い尿道炎とかなのかな?と思い、抗生剤を飲ませて
少し様子を見ましたが、収まらないので、二日後に病院へ。

尿を調べてもらい、尿の中に赤血球が確認できたので
血液検査をしたのですが、多少の異常な数値はあるが
そんなにひどくないのでエコーを診ましょうということになり
結果、膀胱内に3センチほどの結石が見られたので
レントゲンを撮ってみましょうか?と勧められ、レントゲンを
撮ってみました。
結果は、衝撃でした。
「余命一か月くらいだと思います」といきなり宣告されました。
腎臓に結石があって両側にあって切除は不可能ですということでした。
ただし、薬が効いて、結石が小さくなれば、天寿を全うできる子もいますという
一縷の望みがありました。
膀胱結石は、薬で溶けますが腎臓は五分五分という話を聞き
とりあえず、投薬で二週間後に再検査を受けることにしました。

二週間後、膀胱結石はきれいに溶けて、血尿も収まりました。
腎臓の結石も、7割くらいから6割くらいへ減りました。

獣医さんは、結石用のフードに変えて様子を診ましょうということで
とりあえず途中検査をしながら、様子を見ることになりました。

その後は、とても元気で食欲もあり、下痢をすることなく
普通の生活をしていて、なんだか、このままいけるような気がするねと
話しているくらい元気でした。

今年に入ってから、少し水を飲む量が増えてきて
おしっこの色が黄色から無色に変わっていたのですが
腎臓病の子にはよくあることで、慢性腎臓病という診断でした。

食欲はあったので、水分補給に気を付けながら様子を見守る感じで過ごしてきましたが
このころから体重が減ってきました。
5キロ前後になったときに、少し辛そうだったので
コートを短くして服を着せて楽にしてあげました。
3月中頃から、食欲が落ちてきましたが
運動量は変わらず、散歩も喜んでついてくる感じでした。

3月終わりから、長野へ行き、長野で誕生日を迎えました。
誕生日には、とても元気に散歩もしていましたが
翌日頃から、ご飯を残すようになり、吐き戻しが
多くなりました。
パーカーが下痢をしたこともあり、予定より早く
岐阜に戻り、ジュリーも一緒に獣医さんのところへ。

吐き気止めももらって様子を見ましたが
一向に吐き気が収まらず、食事も食べられる量が減ってきて
トッピングとか柔らかいフードしか食べられなくなりました。

4月10日にいきなり吐き、その吐き方が尋常でなかったので
夕方、再度、受診をして薬を切り替えてもらいました。
11日は、セントレアでドッグショーがありましたので
連れて行こうかどうか迷いましたが、海の近くであることや
最後になるかな?と思い連れて行きました。

一日いろんな人に会って満足気でしたが、やはり元気はなかったです。
帰ってから、下痢をしたので、月曜日に再度病院へ。

血液検査をしてもらった所、かなり数値が悪化していることが判明。
この時に、点滴で48時間やってそれで数値が変わらなければ
厳しいですと宣告されて、ジュリーを入院させて帰宅。
その晩、夫婦で話し合い、もし、明日の朝、数値が改善しなければ
火曜日の夕方に退院させて一時間でも長くいてあげようと
決めました。
13日火曜日の夕方、ジュリーを迎えに行きました。
獣医さんも今の状態で週末までは無理だと思いますので
お家で看取ってあげて下さいとおっしゃって下さったので
連れて帰りました。

そして水曜日の朝一で、再度点滴を打ってもらい
夕方迎えに行き、その時に、鎮静剤をいただきました。

最後は意識が混濁して、けいれんが起きると思います。
けいれんが起きたら、もう苦しむだけですので
鎮静剤をつかってください。もう戻りませんが
眠るように亡くなりますと言われました。

それでは、私が最後の引導を渡すことになるんですね?と聞くと
そうなります。と言われて、ただ、けいれんが起きた時はもうだめですから
一緒の事ですから、気を強く持ってやってあげて下さいと指示されました。

正直、内心、たとえ5分でも自分が最後に寿命を縮めるのはとても抵抗がありまsちあ。
でも、苦しむジュリーがかわいそうだから、ここは飼い主として最後自分で
やり切ろうと決心して鎮静剤をもらって帰りました。
そのことは妻には内緒にして(動揺するのは間違いないので)
冷蔵庫に保管しました。

そして、15日木曜日。
ジュリーがうちへ来た時から一緒に腕を磨いていた
以前の店長さんがお見舞いに来てくれて
記念に写真を撮りました。

マリーの時もそうでしたが、当日はフラフラになりながらも
朝からうちのすべての場所を歩きました。
ソファの上、給水器の場所、トイレ、台所(いつも妻にご飯を少し貰った場所)
クレート、ドッグラン、ベッドをゆっくり時間をかけて回って
窓際のベッドへ。
(このベッドは、マリーがなくなったときのベッドです。)

IMG_6769.jpg

午後からは呼吸も荒くなり時折苦しそうなうめき声を二、三回
上げ始めたので、いよいよかと思って5時に来ると言っていた
友達にできるなら早く来てあげてとお願いして
来てもらいました。

お友達が来てからは、とても安らかな呼吸に変わり
安静な状態になり、よかったね、間に合ってと話していて
妻があまり静かなので近くへ寄り添ったときに呼吸が止まりました。

鎮静剤を使うことなく、眠るように呼吸が止まり
友達が来てくれるのを待って満足気に亡くなりました。

病気については、慢性腎盂炎から劇症急性腎炎へと悪化し
老廃物が排出できずに多臓器不全で息を引き取ったということです。

最初のサインとしては
@急激な体重の増加=肥満
A血尿=膀胱結石(体質)
B腎臓結石というサインなんですが
もし、血尿がなかったら、ほとんどわからないそうです。
痛みもなく、血液検査で分かった段階ではすでに手遅れだそうです。
唯一、わかる方法はレントゲンだけですが、血液検査の段階で
異常がないと簾尾減までは撮らないそうです。
ですので、8歳過ぎたら、毎年レントゲンは取ってもらった方がいいです。
ジュリーも8歳までは全然元気で
獣医さんにはワクチンと肉腫の除去以外は、行ったことがないような健康体でした。
ただ、体質的にできものができやすい子でしたから
あまり高たんぱくで肉系の油はよくなかったのかもしれません。

人間にも言えますが、トッピングにささみとかつけてましたが
ジュリーにとってはあまりよくなかったのかもしれません。

いずれにせよ、年に一度はレントゲン撮影は7歳以上は必須に
しておいた方が無難かもしれません。

死生観が違うのでなんと見えませんが
最後は必ず食べたいものが食べられず死んでいきます。
そのたびに、どうせだめなら食べられるときに好きなものを
食べさせておけばよかったかな?とか
おやつもほかの子にあげても食事制限していたジュリーには
あげられなくて、その度に、あのうるんだ目で、私は無いの?と訴え
てきたので、そんなことなら、あげちゃえばよかったとか。
複雑な思いです。

去年の余命宣告の時以来、壱日でも元気で長くときつい食事制限をしたので
かわいそうだったな〜と後悔しています。

自分の備忘録とこれからワンちゃんを飼う人たち、今飼っている方たちに
少しでも参考になればと書き記しました。

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また、ビションについてのご質問、
お尋ねがございましたら(ブリーディング、
トリミング、管理、ショーについてなど)も
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posted by GEMINI MOON BICHON FRISE at 16:21| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
今晩は。
以前娘と凄く遅くなってからお伺いしました図師の渡辺です。お世話になりました。
津田さんのコメントでジュリーちゃんが永眠されたと知りました...ビックリしました。
お会い出来た事に感謝致します。ご冥福お祈り致します。
Posted by 渡辺あずさ at 2021年04月22日 00:49
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